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Monthly Greetings

●2019年3月のひとこと

“三寒四温”とはよく言ったもので、3月に入りみなさんの近くでも春の訪れを感じられることが多くなったのではないでしょうか。
また「値上げの春」も話題となっており、今月からガリガリくん、さば缶などが、そして来月からはコカコーラなどのPETボトル、牛乳、ヨーグルト、プリン等の値上げラッシュが発表されています。
このなかで価格を据え置いたまま量を減らすなど、実質上の値上げを行っているものもあり、これらは「ステルス値上げ」と言われており、便乗値上げへの批判を回避しているものも目にします。

さて話は変わりますが、現在の天皇陛下が来月(4月)の30日に退位され、その翌日すなわち5月1日に皇太子さまが新たな天皇に即位され新元号となります。新元号は4月1日に発表されますので、今月はそれに先立ってこの“改元”を考えてみたいと思います。
まず西暦が主流となっている世界の中で、日本はなぜ独自の元号を継承しているのか、調べてみましたので、しばしお付き合いください。
明治以降「一世一元」と定められてから「元号」と称されていますが、それ以前(大宝以降)は「年号」と称されていたとのこと。
そもそもこの「年号」は中国の前漢・武帝時代(BC140〜87)に初めて作られ、周辺諸国に広まりましたが、中国は自国(中華帝国)の年号を使わせ、周辺諸国が独自の年号を作り用いることを認めませんでした。ところが聖徳太子が自主外交を展開したころから独自の年号を作る気運が高まり、中大兄皇子(天地天皇)が「大化」という公年号とともに改新政治を断行しました(「大化の改新」ですね)。
しかし、当時の唐に遠慮して広く使用しなかったとのこと。その後、天武天皇の時、中央集権化が進められ、その嫡孫である文武天皇朝(701年)に「大宝」という公年号が定められ、完成した日本的律令法(「大宝律令」)の本文に「公文に年を記すべくんば、皆(必ず)年号を用いよ」と明記されるに至ったことが、始まりとなりました。
それ以降、平成31年の今年まで1,319年間、一年も欠けることなく日本独自の公年号(合計247)が続いてきたという文化的象徴が元号使用の位置づけと考えられます。
この元号が変わる場合、従来、それまでの天皇陛下が崩御後、悲しく重苦しい中で行われてきましたが、今回の改元はまだお元気な今上陛下から、今年59歳を迎えられた凛々しい皇太子殿下の下で行われることになり、明るい雰囲気のなかでの譲位はある意味、歓迎したい出来事ではないでしょうか。
ところで巷で大きな話題となっている、新元号の候補について考えてみましょうか。明治、大正、昭和、平成と続いてきましたので、ローマ字表記の頭文字がM,T,S,H以外となる「漢字二字」となりますが、皆さんはどのような元号を予想されていますか?
これまでの元号で使われてきた漢字として、池上彰氏のTV番組などでも扱われてきていますが、一番多いのは「永」で29回、続いて「元」「天」が27回‥などと紹介されています。
(しかし「天」は頭文字がTで除外?)
(参照:http://news.livedoor.com/article/image_detail/15840877/?img_id=19831466
私はこのほか、「和」「安」「光」「久」「文」「敬」「普」「感」「福」「寛」「輝」「嘉」「喜」‥で始まる二字を予想していますが、果してどのような新元号が発表されるでしょうか。来月が楽しみですね。

●事業活動のご連絡
先月は「信州なかの農業経営塾」(一般コース・ステップアップコース合同)の最終となる公開講座を行いました。中野市の池田市長さんもお祝いに駆けつけていただきました。『農業の将来ビジョン(目標)と道筋』という課題テーマについて、「克服すべき課題・活用すべき強み・取り組むべき戦略」を各受講生から発表していただいたあと、講評と優秀賞の表彰を行い、修了証書の授与等、無事に修了式を迎えることができました。

また中小企業大学校(旭川校)主催の「経営トップセミナーU」の講師として鍋山徹氏(一般財団法人 日本経済研究所 専務理事)とともに札幌へ出張して参りました。
 ◇テーマ:「時代の潮流をつかみ、経営の羅針盤となる戦略を持て」
http://www.smrj.go.jp/institute/asahikawa/training/sme/2018/frr94k000000fefq-att/18-31_curriculum.pdf

最後に今月も【寺子屋カレッジ】のご案内です。
今月(3月)と来月(4月)の【寺子屋カレッジ】は、以下の通り開講いたします。
 寺子屋カレッジHP  http://www.terakare.com/

◇「時事ネタ経営学」講座……1講義:90分
3月の講義
  3/09(土) 9:45〜11:15[市ヶ谷教室]
  3/12(火)18:45〜20:15[渋谷教室]
  3/13(水)18:45〜20:15[市ヶ谷教室]
  3/20(水)18:30〜20:00[京橋プレミアム]
   ※「京橋プレミアム教室」は「サロン・ド・東京」で開催
     http://www.salondetokyo.net/
4月の講義
  4/08(月)18:45〜20:15[渋谷教室]
  4/10(水)18:45〜20:15[市ヶ谷教室]
  4/13(土) 9:45〜11:15[市ヶ谷教室]
  4/17(水)18:30〜20:00[京橋プレミアム]
   ※「京橋プレミアム教室」は「サロン・ド・東京」で開催
     http://www.salondetokyo.net/

◇「あんパン経営学」講座……1講義:120分
3月の講義 テーマ:「事業性評価・投資採算論」
  3/23(土) 9:45〜11:45[市ヶ谷教室]
  3/26(火)18:45〜20:45[渋谷教室]
       ※ 教室は「学習室1」に変更
  3/28(木)18:45〜20:45[市ヶ谷教室]
4月の講義 テーマ:「人的資源管理論(HRM)」
  4/24(水)18:45〜20:45[渋谷教室]
  4/25(木)18:45〜20:45[市ヶ谷教室]
  4/27(土) 9:45〜11:45[市ヶ谷教室]

◇「無料体験講座(説明会)」の開催
ご興味ありそうな方々にも是非ご紹介いただければ幸いです。
・日時:  3月 5日(火)18:30〜20:00
      4月 1日(月)18:30〜20:00
      5月 7日(火)18:30〜20:00
・場所:渋谷区 文化総合センター大和田 学習室2(2階)
     上記の内容は同じで、会場も同じです。
    ※渋谷駅から徒歩5分
      (所在地:渋谷区桜丘町23-21)
    URL: https://www.shibu-cul.jp/access/

  ご参加希望の場合、メールにてお申し込みください。
  メールアドレス:jimukyoku@terakare.com

では、今月もどうぞよろしくお願いいたします。

以上、2019年3月のMonthly Greetingsでした。